2024.09.01
「人工呼吸器をつけて車椅子だけど、家族で気球に乗ってきたよ!」
と言うと、皆さんお約束のように「えー!?」って驚かれるのですが、本当に乗ってきたんです。
NPO法人・難病の子ども支援全国ネットワークさん主催「がんばれ共和国」というサマーキャンプは毎年、全国各地で開催されています。障害や難病を持つ子供たちと家族、支援するボランティアが一体となって楽しむ盛大なキャンプです。
キャンプの目玉である熱気球は車椅子OKなので、それ目当てで参加する家族も多いそう。
もちろん天候次第で乗れないときもあり、ちょうど私たちが参加した日は台風が来て諦めかけたのですが、当日の朝5時過ぎ、まさにギリギリのタイミングで乗れることに!!
高さ30mくらいの数分間の空の旅。乗った場所は東京青梅市でしたが、晴れていればスカイツリーも見えるのだそうです。
本当に忘れられない、素晴らしい経験になりました。
(E.Y)
2024.08.06
飛行機の旅よりもハードルが低いのが、カーフェリーだってご存知ですか?
...って偉そうに書いてますが、我が家は今回初めての利用ですっかりカーフェリーの魅力にとりつかれてしまいました。
広大な北海道を旅するには車がベストだと思う一方で、スロープタイプの福祉車両を借りるにも台数が少ないし、安くもないので、やっぱり慣れてるマイカーのほうが良いですよね。医療的ケア児あるあるの大量の荷物だって運べます。
なので、我が家がカーフェリーを使うのはある意味必然だったとも言えます。
今回利用した「さんふらわあ」号は、茨城県大洗港~北海道苫小牧港を毎日往復している定期日です。どちらの港からも夕方に出港し、翌日のお昼過ぎに到着するスケジュールで、所要18時間のとっても快適な船旅でした。(*料金は手帳割引あり)
気候の安定する夏は海も穏やか。心配していた揺れを全く感じることもなく、美味しい食事や広い展望風呂を楽しみ、ぐっすり眠ることができました。パパは早起きして、水平線からの日の出をバッチリ見ていました。
お部屋は最上階(7階)の「プレミアムバリアフリー」を予約したのですが、これが本当に良かったです。
部屋は広さ25.65㎡とゆったり。電動ベッドが2台+ソファベッド1台、ドアはボタンで開閉できる自動ドア!
部屋の浴室もトイレもバリアフリー仕様で、冷蔵庫やTVもあり、コンセントは11か所もあるので医療的ケア児も安心です。
もちろん船内もバリアフリーが行き届いており、エレベーターはストレッチャーも大丈夫なほど広く、レストランもスロープ完備。
事前に車椅子のお手伝いをお願いしておいたので、アテンダントさんが台車で荷物を運んでくれましたし、優先乗船の対象にもなりました。(通常、乗船時ドライバーだけが車に乗り、同乗者は徒歩で船内に入るシステムですが、優先乗船だと全員一緒に車に乗ったまま、早く乗船できるのです)
カーフェリーは日本に多数の航路があり、船内に映画館やジムがあったり、甲板でBBQができたり、いろんな施設やサービスが整っている船もあります。本当におすすめですよ!
(E.Y)